長らくこの地で親しまれていた歯科医院の、隣の敷地に「離れ」を計画するプロジェクト。望まれていた川の氾濫対策や、駐車場の増設を実現するため、建築家の林さんが提案したのは1階がRC造、2、3階が木造という混合造だった。中央に通路ができたことで、車での入出時の安全性も高まったという。
この建築家に
外観。周辺の建物よりも背が高いため、前面道路から距離を取り圧迫感をなくした。裏の道路まで通り抜けられることで、駐車時・退出時の混雑を軽減。また、1階の壁面をL字に開口し、道路までの見通しをよくした。本館利用者は、開口部や建物右のアプローチから行き来できる
外観。建物の長辺に対しては表裏に道路が走っており、また隣家との距離もあることからすべての面の外壁が見える。そこで、右隣に本館があることから左側の外壁を建物の裏と設定し、配管などを集めた。美しく整えられた管のラインがスタイリッシュかつワイルドな印象
外観。ご要望だった付近にある川の氾濫対策を兼ね、1階はRC造。木造の2、3階部分は木造で計画した。診察室、技工室は窓が少ないが、階段室の2階から3階までを吹き抜けとし、さらに大きく開口して日射を屋内に取り込んだ。階移動のときなど、外が見えリフレッシュできる
2階、診察室。「治療時、患者さまが一番見るのは天井ですから」と林さん。天井は木のフローリングで仕上げ、また患者さまの目に直接光が入らないよう間接照明を取り入れた。器具などを落とした際、見つけやすいよう床は黒とした
3階、技工室A(手前)、ガラスの抜けの奥には技工室B、右壁面の仕切りを入ると技工室Dがある。緻密な作業のため日射が入る窓は最低限とし、蛍光灯で室内を照らしている。壁の一部を開口して閉塞感を解消。さらに技工室Bを通して外部も見えるようにし、作業環境を向上させた
3階、休憩室兼応接室。スタッフのために必要なシャワー、洗濯機、シンクなどを完備。応接室として使用するときは扉で隠せるようにした。天井が高く、ゆったりとつくられた空間でリラックスできる
3階、休憩室兼応接室。階段室に面しているため光が入り、明るい空間。右の戸を開けるとシンクなどがある。左奥の茶色の扉は技工室Aへ、手前の白い扉は階段室へと、就労場所にそのままアクセスできる扉を設けており便利
2階、トイレ内手洗い。トイレはラグジュアリーな雰囲気を重視して計画した








