田園の丘の上に現れる平屋邸宅は、まるで隠れ家レストランのような格調を漂わせる。一歩踏み込めば、眼前には緑と空が広がる圧倒的な絶景。しかしこの開放感と上質感を生み出しているのは、目には見えない細部への気配りだ。アプローチの動線、暖炉の背面、キッチンの収納。ひとつひとつの工夫が積み重なり、この空間の豊かさをつくり出している。
この建築家に
丘の上の隠れ家レストランといった風情のM邸。芝や植栽も大場さんの考案によるもの。
撮影:岡本公二
17メートルもの横幅をもつソリッドな平屋のM邸。大きな窓が特徴だが、深い軒のあるデッキと、石柱の目隠しで、外部からの視線を巧みにカットしている。
撮影:岡本公二
玄関のアプローチには、リビングの目隠しになるよう壁を立てた。レッドシダーの温かみのある重厚な扉は、壁と合わせた造作で。
撮影:岡本公二
落ち着いた雰囲気を持つ玄関。リビング方向とシューズクローク方向の2つの動線で、利便性を高めた。
撮影:アトリエスクエア
息を飲むほどの開放感が全身を包む。天井高まである室内幅いっぱいの大窓の先には、美しく手入れされた庭の芝生、そして遠くの山並みまで見渡せる雄大な借景が広がる。
撮影:岡本公二
明るく洗練された空間のLDK。マットブラックで統一されたアイランドキッチンも、セラミック天板を用いたオーダーメイド。
撮影:岡本公二
室内は、Mさんご夫妻と大場さんで一緒に選んだという上質な家具や照明が空間をモダンに彩られている。
撮影:岡本公二
朝、昼、夕暮れそして夜と、時間の経つごとに違った表情を見せる景色は、いつ見ても飽きないほど、時間を忘れさせてくれる。キッチン背面に大容量の収納を設けることで、食器や家電を見せず、生活感を消した。
撮影:岡本公二
リビングの一角には、Mさんのリクエストで設置したエタノール暖炉が。炎のゆらめきが、癒しのひとときを演出。エアコンの吹き出しも、扉の上にルーバーで隠した。
撮影:岡本公二
約9m×3mもある広いデッキ。お茶やお酒を飲んだり、BBQをしたりと、豊かな暮らしの一翼を担う。
撮影:岡本公二
暗くなりがちな中廊下の端には、光庭を設け、プライバシーを守りながら、室内に光を取り込んだ。
撮影:岡本公二
ホテルライクな洗面所は、ダブルボウルで。忙しい朝の身支度にも安心。
撮影:岡本公二








