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40代後半の息子さまとご両親がともに暮らす家を新築したいと依頼を受けた、建築家の保坂さん。家族皆が過ごしやすくするためには、適切な距離感を保つことが重要と考えた。提案したのは室内なのにまるで外にいるような雰囲気が得られる「3本の道」。同じ空間にいながらも感覚的に離れた場所で寛げる家が完成した。
建築家の詳細
外観。日影規制が多くかかる敷地であるため、削らなければならなかった部分をテラスやルーフバルコニーとして活用した。また、手すりをスケルトンにするなど、法的な規制に対して細やかに調整し、第1種低層住居専用地域で3階建ての家を実現
外観。白い外壁が空に生えるモダンなデザイン。壁で覆って基礎のコンクリートを隠し、木造っぽさを抑えた
玄関に向かって伸びる1階の道。壁は外壁素材を採用。天井高が低く、個室が集まる場所らしい籠り感がある
1階土間吹き抜けストリート。画像右仕切り戸は個室へ続く。壁面の一角には長い土間を生かし、腰掛を兼ねた飾り棚を設けた。左には玄関があるため、身支度にも役立つ。画像右はじには南庭が見える。上部や南、北、西の三方向に設けられた窓から光や風が入ってくる
1階。十字に交わる道に加えて、吹き抜けで天地の道も計画。道は外壁素材を用いて示した
1階、土間と直交するのは庭から庭を繋ぐ道。庭を挟んで個室が向かい合あわせ、適度な距離感をつくった
南庭。庭と室内は境界線を曖昧にすべくシームレスに計画。目隠しには足場板を採用。風と光が抜ける
2階キッチンから吹き抜け、リビングを見通す。上部のトップライトのおかげで日中は照明いらず
2階リビング。正面の壁はアルミを採用。右側のサッシ部分は垂れ壁で調節し、水平ラインを床から2mで揃え室内を美しく整えた。画像左のハイサイドライト、リビング天井のトップライト、ベランダと様々な方向、角度から光が入る。床はシナ材のフローリング。木目の表情が魅力的
2階から天地の道をつくる吹き抜けを見る。2階から1階への移動は洞窟へ進むようだとの感想をいただいた