約50世帯が暮らす伊豆の国市田原野区。建築家の石橋さんが設計した「田原野区公民館」は、厳しい気候に対応するアプローチと、有事の際の防災拠点としての機能、そして住民の多様な希望を受け入れた性格を併せ持つ。住民と建築家が5年半におよぶ対話を通じて導き出した、地域の実情に最適化された建築が誕生した。
この建築家に
周りを山々に囲まれた山間の集落に建つ田原野公民館(東側からの外観全景)。約50世帯が集まる集落の中心部に位置し、田畑に囲まれたのどかな環境が広がる
西側からの外観全景。周囲の風景と調和するよう一枚の大きな屋根で覆うデザインを採用した。集会室の高さを確保するためのアシメトリーなフォルムにより、おおらかで心地よいリズムが生まれた
集会室に面した屋外の屋根広場。約10.9m×5.5mの、柱のない広々とした空間となっている。手前に見える扉は外部からアクセスできる倉庫だ
公民館の裏側にあたる西からのアングル。集会室には開閉可能なハイサイドライトを設置。採光・通風を確保するとともに、公共施設に設置が義務付けられている排煙窓としての機能も兼ねる








